チェンソーマン
妹からルックバック布教を受けまくって読んだんですよ。それで、この藤本タツキ先生という方はこんな情緒を描けるのか!と思って、チェンソー2周目しました。
1周目、おおよそ混乱しながら読んだ為にほぼ無味無臭で読了したんですけど、内容を知った上で落ち着いて読み直したら、まーーーーー情緒の描き方が渋くて、まだ浸っています。
荒々しく破壊的な戦闘の合間、たとえば北海道の雪景色を見ているシーンだとか、ゴミ箱にパワーと入っているときのシーンの静かな情緒、超良かったです。超クール、カッコいい。それでいて涙が出てきそうになるのが、チェンソーマンの病みつきになる部分だなあと実感していました。
ゴミ箱の中のシーンは、表情もライティングも良いですよね。セリフも端的で、もう最低限の言葉なのに、というか最低限だからこそグッとひと突き、貫かれる感覚があります。端的だからまた、なにに貫かれたのか明確で忘れられないし……恐ろしいことです。デンジ君、どこでそんな単語を調達したんだろう。
アニメ楽しみだなー。個人的に声の演技に期待したいのは姫野先輩です。かなり振る舞いとメンタルが不安定で繊細な人なので、それが声の出し方の節々に表現されたらグッとリアリティを感じられて、更に印象的なキャラになるんだろうな〜とワクワクしています。