漫画とわたし

 漫画描きたいな〜〜といつも思いながら暮らしています。描けば?って感じなんだけど、そこまでの気力と体力がまだ戻ってきません。それでブログを書いています。


小2のとき、なかよしに載っていた4コマの模写をしたのが楽しかった思い出があります。


そのあと小3のときに仲良くなった子が、りぼんの漫画家を目指していたので、合同漫画に誘ってもらって、最初はその子がコマ割りとセリフを描いてくれて、わたしはキャラクターだけ描いていました。


そのうちに「お互いひとりでも描いてみようよ!」って言われて、妖精ものとか旅をする漫画を描いてみました。それで見せ合って「いや普通、漫画は24ページとか、32ページとか、8ページずつふえるんだよ!」って教えてもらったり、たまには巻頭カラーを描こうとか試みたり、漫画家さんってコピックで塗ってるみたいだよとか、カラーインクの人もいるみたいだよとか、色んな話をして楽しかったです。


中学では別の友達のお姉さんが「同人という、プロの漫画のキャラの絵を描いてお金を貰うこと」をやっていると聞いて、お金ほしいし一緒にやろうよと誘われて地方のイベントに出たりして、初めてアマチュアの人たちが漫画を描いて売っているのを見ました。


わたしは小6のときに一度、父に「漫画家になりたい」と言ったら「お婆さんの絵が描けるようにならないと無理だなァ」と言われて、はーなにそれ、やんなっちゃうとか思ったり、更にはベルサイユのばらを読んで、ヴェルサイユ宮殿の描写が細かいので「こんな建物はわたしには描けない!ので、漫画家はむりだ!」と思っていた頃でした。


それから、大人のお姉さんも趣味で漫画を描いて売っているのを見て、そういう世界もあるんだなあ、世界って広いなあ〜とか思いつつ、自分は絵が上手いつもりでいたのに、アマチュアでも絵が上手い大人のお姉さんたちが超上手かったので、子どもごころの幻想的な漫画家へのドリームは、「いや現実無理でしょ」に変わっていきました。ほら中2だし。


そうやってギターを買ってバンドにハマって、高校生になってバンド活動を始めて「やっぱりひとりで漫画描くより、みんなでバンドでしょ!」とか思っていた矢先に、クラスメートのジャンプ漫画家志望に声をかけられます。「絵、上手いんでしょ、今からでいいから美術部入ってよ」みたいな。


「美術部のやつら、漫画の話とか妄想話してるだけで、全然描いてないから下手だし、うるさいし、行ってもつまんないんだよね。だから来てよ」

とかいう超ハッキリ物事を言うクラスメートが怖かったので、形だけ美術部に入ってみたんですけど、そこで触れたクラスメートの鬼のような画力と努力、プロ意識が凄まじかったので「やべーわたしもこの人に認められたい」と思って、安直にまた描き始めました。


もうその子は国内にいないので会う機会もなく、卒業後にどうなったかも知らないんですけど、やっぱり漫画描いて見せ合った時間は超楽しかったなって思います。村田雄介先生はカラーのGパンの質感の表現力がすごいんだよとか、腕を曲げると二の腕は太くなるんだよとか、そういう情報交換とか切磋琢磨みたいなもの、全部楽しかったな〜という思い出語りでした。


で、それでやっぱり今も漫画描きたいなって思うんですよ。また漫画描いて、漫画描いている友だちと見せ合って、いろんな話がしたいなって思います。


わたしはたまたまインターネットに出会った時期、240×360pxの絵しかアップできないケータイサイトの世界だったので、インターネットの人たちに自分の漫画を見せたり、漫画を描く人と出会うのは諦めていたんですよね。セリフも読めねーですよ。


そうやってなんとなく諦めてダラダラとキャラの絵を描いてきたけど、なんとなく諦めていた間に、普通にスマホで漫画は読めるようになっていたし、iPadにクリスタとか入れちゃえるし、フォロータグ見ると漫画描いてる人いっぱいいるし!


そんな豊かな時代になったので、また漫画描いて、見せ合って楽しくお喋りできる漫画友だちをまた増やしていけたらいいなって思っています。えー性癖垢では薄い本のような漫画を描いているんですけど、1ミリも万人向けではないので、今年はもうちょっと見せても引かれない漫画を描けたらな……と思っています。うけるね。薄い本の方も全6〜7話の予定なのに、まだ2話目を描いているところなので、早く続き描きたいんだけど!


はー週末にデスクが届くんですって!楽しみ!