漫画描くの楽しくて
このあいだYouTubeで「ちゃお公式」が出している、漫画の描き方講座シリーズを見まして、とてもためになったし楽しかったです。プロってやっぱりすごい。
言うてわたしの「漫画の描き方」原点も、なかよしの漫画の描き方コーナー?特集?と、手塚治虫の教則本なので、内容はそれはと大差ありません。というか、やっぱり基礎ってそれに尽きるよなという感じがしました。そこから先はどのジャンルに進むのかで、枝葉のテクニックは結構違う気がします。ギターのようだー!
ギターもなぜか、妙に初心者用の教則本ってどれを読んでもおんなじ最低限のことしか書いてなくて、「で?!その次は?!」ってなりますよね。もうあとはジャンルごとのテクニック本になってしまうあたり、とても似ています。好きなアーティストをコピーして引き出しを増やしていくしかないよね。
そのあと色々と漫画の描き方について動画を見たのですが、近年はスマホで読むから5〜6コマが無難と言ってて、子どもの頃からA4ノートに7〜8コマくらいで描いてたわたしとしてはギャー!なるほどね!!!という気付きでした。こう見えて、ちゃんとプロの漫画が1ページ何コマくらいなのか、数えて研究しながら漫画を描いていた真面目な子どもだったので……(笑)アップデートというか、いつでも研究の心を無くしちゃだめですね!
最近の漫画の醍醐味は、いま12ページ1話のストーリーを描いているので、とにかくページが足りないのを整理して納めていくことです。どうしてもセリフが増えると、(吹き出しにある程度の上限があるとして)そのぶんコマ数が増えちゃうんですよね……あとは絵で説明するにも、言葉で説明するにも、やっぱりコマ数増えるし……結局、ページ数を縮める為のテクニックって「高い画力でコマ数削減」が殆どだなと思うので、描けないものを何度も描き直しながら描けるまで描くってのがとても楽しいです。マゾだな……マゾです。
でも思えば子どもの頃は、とにかく説明モノローグや説明セリフを多用していて、その「説明ターン」が来るたびに飽きて、描き終えることができない話が沢山あったんですよね。説明ターンって、なんか喋ってる顔とか、謎の概念図ばっかりになっちゃって、「いやもう何で埋めてもいいし、いっそ何も描いてなくても良くね?!」ってなってしまいません?わたしだけじゃないはず、きっとあるあるだと思う。開始3〜4ページ目、または起承転結の起の最後あたりに出てくる「説明ターン」のたびに詰んだのは、わたしだけじゃないはず!!!!!
それを避けるにはもう絵で描いちゃうか、すごい語彙力で端的に説明するしかないような気がするのですが、まあ語彙力はキャラにも依存するので……(とおいめ)、やっぱ描くしかないじゃんッッッと唸って転がりながら描いてます。でもたった1コマでも、描けないと思っていたものが描けた時にとても嬉しくて、うわーーーー天才だーーー!!!!!って転がれるので楽しいです。だいたい転がっているようだ。
最近の面白い発見は、顔が普通のキャラが密接してもなにも感じないのに、顔が良いキャラ同士が密接すると恋愛を予感させるところです。同じキャラでも、顔を良く描くと、それだけで恋愛を予感させるというか、明け透けに言えば性的な雰囲気を出す感じがして、ビフォーアフター並べて楽しかったです。そんな感じで最近また、なんかしら発見しながら楽しく描いてます。そろそろ公開出来たらいいなと思います。