ちょっと成長


 この間、創作キャラの衣装デザインを考えまして、そしたら実際に描いてみたくなったのでイラストを描きました。アップしたのは差分です。完成版は樹木の表皮の感じが前景で見えなくなってしまいました。


ちょうど仕事で美的センスを磨きたくて、構図やデザインの本を読んでいて、それから冬休みで暇だったので再登録したKindle Unlimitedでもキャラ絵の描き方などを読んだので、あ〜やってみたいな〜というものを試してみました。自分の線画や画風に合わないなという箇所だけアレンジしてみたのですが、それもまた発見があって楽しかったです。まだ洗練の余地は沢山あると思うのですが、とりあえず自分の線画を殺さない塗り方が、以前よりも出来るようになって嬉しいです。


以前は線画でも塗りでも「モノの立体感」を出さなきゃと思っていて、主線があってもいいような無くてもいいような、でも厚塗りするのは面倒で、中途半端な塗り方をしていました。そうすると、線画の近辺は立体感を出すために暗くして奥まらせてしまうので、線画が生きないんですよね。なので、今回は塗りの方では立体感を捨てて、奥行きは前後感と色味だけに任せました。そしたら、線画が生きて見えてきたのでした!やったー!


ちなみに昔の絵はこう、線画と色との付き合い方がちょっと苦手ですね……でも賑やかに描けたので楽しかった思い出です。好きだからリメイクしたいな〜!




それから、まさに同じことを、年末に性癖垢漫画の改訂版を作る際にやっていました。以前はスクリーントーンを顔の縁とか、モノの立体感を出すために貼りまくっていたのですが、好きな漫画家さんの漫画を色々と見たところ、思ったより全然トーンを貼っていなくて、「ああ〜〜〜〜トーン無しで線画だけで立体感出してるっていうか、モノの説得力出してるんだ……」と思ったので、私も真似してトーンは消して、線画を整えたのでした。


色々と白っぽい漫画になってしまわないか不安だったのですが、いざ出来上がってみると良い感じでした。こんな感じ。



当初、なぜトーンをぼやぼやに貼っていたのか謎です。いや、線画に時間をかけたかったので、トーンくらいは楽に貼りたいなと横着してラフに貼ったのですが、効率化する方向性がずれていました。


ちなみに改訂版漫画を作るにあたっては、これはジャンルというか読者の方向性が「BL漫画」なので、顔面を良くする改訂も結構行いました。元々は「描きたい話がある!内容でどうしてもBL要素が出てくるから、とりあえず創作BLってジャンルだな」という感じで、描きたいものが結構、恋愛ではなく殺伐とした内容なので顔面もこだわりなく描いていました。


ですが、創作BLと銘打っている以上、読む人はBLが読みたい人が大衆のはずで、その人たちもドキドキとかキュンとか感じてくれなかったらBLじゃないはずなんです。そう思ったら、少女漫画やレディース漫画の男性のように、ある程度は顔面を良くしないと土壌に上がれないなと気付いて色々と調整しました。キャラデザを変えているわけではないですが、「この物語の登場人物はBL(恋愛)フィルターをかけて周囲の人間を見ている」という設定です。



特に、第一話は「何が始まるんだろう、どんなBL(恋愛)かなワクワク」に応えたいので、沢山描き直しました。とりあえず第一話と第二話は「人が人を好きになるターン」なので、読んでいて一緒にちょっとでもキュンとしてもらえるように頑張ります。


あっ漫画に話が逸れちゃったんですけど、イラストの方も塗るのが楽しくなってきたので次回作を作成中です。今回、試してみた塗り方で10人トライアスロンして身につけてみようと思います。どうぞよろしくお願いします。