コミティア152お疲れ様でした

 


2025/6/1コミティア152に参加しました。丸2年ぶりの参加となりました。前回は体験するのが目的のチュートリアルのような気持ちだったのですが、今回は中編漫画の第1巻があったので、初戦!って感じでした。


中編漫画「有天の祈り」は、前回のコミティア初参加の反省から生まれました。もっと自分しか作らなそうな独特な作品を作ってみたい!そしてまたコミティアにサークルで出たい!と強く思ったことで、重い腰を上げてストーリーや世界観を考えた作品でした。


目的通り、コミティアに参加できて、今回はとても嬉しくて楽しかったです。スペースにお越しいただいた方や、無料お試し版を持っていって頂いた方、立ち読みして購入していただいた方、差し入れをくださった方など、どれも嬉しく楽しいひと時でした。


今回は和希さんが隣接してくださったのも楽しかったです!合同ペーパーも作って、コラボ絵やリレー漫画を描いて、準備も楽しかったです。他にもえむむさんのアンソロジーに寄稿させて頂いたり、前夜祭やアフターもしたり、盛りだくさんで、心から充実しました!ありがとうございました!!


▪️新刊「有天の祈り❶」

web公開の第1〜2話と、描き下ろしを収録させていただきました。起承転結の起が終わる所まで描けたので楽しかったです。再会した幼馴染みに、仕事で護送している皇女を殺してと言われるという、冒頭の山場がちゃんとミステリアスに描けたので満足感がありました。


2巻では、砂の国からの旅立ちと、風の国編の始まりが収録される予定です。予定です…って、これから描くわけですが。また楽しみにお待ち頂けると嬉しいです。引き続き、アルファポリスで連載していきます。


▪️描き下ろし

描き下ろしは短編漫画と4コマを描きました。短編漫画は、第1話の敵である地場企業の社長と、同じ商工会で時代を共にした仲間の話です。私は幼少期、実家が商店だったこともあり、商工会とは縁がありました。小学校高学年〜中学生の頃、バイパスの開発やイオンの進出などがあり、街の商店街はシャッターが増えました。


大ヤギ社はこの街・ヘルマトにとって、イオンのような立ち位置です。社長は衰退した商工会に愛着があり、いまでも地場企業を抱えて、大ヤギ社に抗っているのです。そんな背景が描ければいいなと思って描きました。社長は敵キャラですが、悪人ではなく一庶民なんだという所が伝われば嬉しいです。


あとは学生の頃、よく隣町の秋祭りのボランティアスタッフをしていたのですが、小さな町で育った人たちは中年・老人になっても、男女問わず幼馴染みを「ちゃん付け」で呼ぶのがいいなと思ってました。ユウちゃんとニネちゃんは夫婦ではありません。回想シーンにそれぞれの伴侶は描きました。でもあの年齢になっても、「ちゃん付け」で呼び合える間柄って、なんだかとても良いですよね。


4コマは、作中で主人公たち3人がわちゃわちゃしている平和なシーンが無かったので、ネタ出しに困りました(笑)なぜかごはんネタばかりになったのですが、炎の国と砂の国の食文化の違いも描けて面白かったです。



今週からは第3話の執筆を再開します!とかいって、会場でも1p描けたのは満足でした。また地道に描いていき、早く次のサークル参加が出来たらいいなと強く思います。その日が来ることが、とても楽しみです。